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2019-03-08

sizleジュエリーの制作方法②(アートクレイシルバー編)

以前、制作方法の1つとして、ロストワックス法という技法を使っているとお伝えしました。

世にあるジュエリーブランドのほとんどがこの技法で制作しているかと思うのですが、

sizleはそれだけではなくて、もう一つの方法として、アートクレイシルバー(銀粘土)という素材を使用して制作しています。

アートクレイシルバー(銀粘土)とは、微粒化した銀と水を結合材などと混練した粘土状の素材で、銀の融点(961.93℃)よりもかなり低い温度で焼結する特長を持ち、焼成後は純銀になります。

アートクレイシルバーは、銀粘土ともいい、その名の通り粘土状になっています。

はじめのうちは普通の粘土と同じような柔らかい状態で、水を含ませながら水分量を考えつつ、こねたりして形成していきます。

リングを作る時は、木芯棒という号数が書いてある木の棒に巻きつけ、形成します。

形成した後、充分に乾燥させて、カチカチになった状態でヤスリで削ったりしてさらに形を整えていき…

こんな感じでほぼ完成に近い形まで作り上げます。(※こちらは石座をつけている状態)

ここまで出来たらいよいよ焼成!

こちらが焼成用の窯。

よく、「窯で焼く」というと、そんなの家でできるの!?と驚かれますが、実は専用の窯は卓上サイズで小さくて、家庭でも使えるサイズなんです。

取っ手を開けると小さい穴が空いていて、この中に形成した粘土を入れ、焼きます。

焼成後。(以前の画像使い回しでスミマセン。)

焼成してすぐは真っ白になるのですが、こちらはステンレスブラシで磨いて銀肌を出した状態です。

こんな感じで工具を使ったり金属ヘラを使って磨いたりして完成させます!

天然石を入れ込んだ作品。トップはマットに荒らして、アーム部分は鏡面仕上げにしました。

そうです、前回ご紹介したオーダーのリングです。ようやく完成しました〜!

この他にも、

造花にペースト状の粘土を何度も重ね塗りして焼成し、パールをあしらったデザインだったり、

ガラスと一緒に焼くこともでき、デザインの幅がとても広いのがアートクレイシルバーの魅力です。

ちなみに私は魅力に取り憑かれ、アートクレイシルバーのインストラクターの資格も取得しました。

純銀は一般的なシルバーよりも繊細なため、耐久性が弱いとも言われますが、銀そのものの白っぽい色合いや、キラキラとした輝きは、純銀ならでは。

決して量産では生み出せない、ハンドメイド、手作りだからこそ成し得る技だと思います。

もちろん、耐久性なども考えて、デザインに合わせて技法を使い分けしています。

この二つの技法を知って、私の想いを表現できるのはこれしかない!!

と思い立ち、今現在に至ります。

長くなりましたが、この記事を読んで少しでもアートクレイシルバーの魅力を知っていただけたら嬉しいです。

今後もお楽しみに。

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